刺繍師の小さなアルファベット集 Pl.15
1880
エドゥアール・ギシャールは、この複雑な1880年の図版を刺繍職人のためのパターンブックとして作成し、シンプルな文字を高度な芸術へと昇華させました。左側のパネルには、パリ古代ローマ名である「ルテティア」が描かれており、市の1585年の紋章を表すフルール・ド・リスの帆を持つ船として表現されています。右側には、AからFまでの縦並びの文字が、王冠をかぶった「M」や花輪に囲まれた「N」などの凝ったモノグラムと共に配置されています。これは、ヴィクトリア朝の職人たちがどのようにしてアカデミックで洗練されたデザインを刺繍に取り入れていたかを示す興味深い事例です。
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