死せるキリストの哀悼
ヴァン・ダイクは、強烈なバロック様式のドラマチックな表現で、磔刑後の生々しく胸を打つ瞬間を描き出しています。輝く金色の衣をまとった悲しみに沈むマグダラのマリアが、青白く命のないキリストの体を抱きかかえ、一方、聖母マリアは絶望して空を見上げています。右側には、涙を拭う泣き虫のケルブを含む天使たちの一群が、人間のような悲しみで反応し、悲劇性を強調しています。前景に投げ捨てられた茨の冠と釘は、まさに今起こった苦難を鮮明に思い起こさせます。ヴァン・ダイクは神童として知られ、後にイングランドの首席宮廷画家となりましたが、この宗教画は、彼が王族の肖像を描く以前から、感情と色彩の扱いにおいてすでに熟達していたことを示しています。
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