美術会 図版176
1901
この作品は、1901年に古谷紅麟が芸術雑誌『美術界』のために制作したもので、伝統的な日本美学と初期のグラフィックデザインを遊び心たっぷりに融合させたものです。様式化された波で有名な「紅麟模様」を思わせる大胆な渦巻き状の黒い形が、繊細な緑の草を突き抜け、ドラマチックな背景を作り出しています。しかし、真の驚きはかわいらしい青い鳥たちにあります。よく見ると、その羽根は文字で覆われており、自然を実質的にこの出版物の生きた広告へと変えています。これは琳派スタイルの復興を示す素晴らしい例であり、芸術的なブランディングが1世紀以上前からクールであったことを証明しています。